台湾人が話す中国語、台湾華語ってなに?

中国語の教育を始めようと決めたときに、私は台湾と近い日本の人なら、台湾人は何語を使っているかわかっているはずだと思いました。その時、私は台湾華語(台湾人が普段使用している中国語)を勉強している人の手助けをしたいと思い、生徒募集のテキストに「台湾華語Skypeレッスン」と書いて日本人の友達にチェックしてもらいましたが、「大部分の日本人は台湾華語は何かわからないと思うけど」という返事が!びっくりしましたね^^”日本人は台湾のことについて想像より詳しくないことがわかりました(泣く)

もう一つ面白い経験があります。それは台湾人の友達に日本人の彼女ができました。その女の子が台湾の言葉を学びたくなって、本屋さんで中国語学習の本を探しました。どれが台湾人が話す言葉がわからなくて、見つかった本の写真を彼氏のlineに送って、「これかな?」と聞きました。台湾語の本でしたXDDD

台湾人はどんな言葉を使っていますか?

台湾語と客家語

台湾に住む民族はかなり多くて、主に使われている言葉は三つあります。それは国語(いわゆる台湾華語)台湾語(閔南語、ホーロー語)客家語で、それぞれ歴史背景があります。(ここは台湾原住民族の言葉を外しました)
明朝末期清朝初期に、渡台禁令を解除後、大勢の漢民族が台湾に渡りました。その中には福建省南部の泉州や漳州、廣東の一部地域からの移民が多かったです。彼らは当地の方言の閔南語と客家語を台湾に持ち込み、その後民族の融合及び時代の推移とともに、いくつかのバリエーションができました。

国語(台湾華語、現代標準漢語)

では、台湾の公用語である国語はどうやって来たのでしょか?1949年国共内戦で中華民国政府は百万人の軍隊、役人とその親族と共に台湾に撤退。当時の台湾人は日本語(1895~1945年は日本統治時代でした)と台湾語を話していたので、円滑なコミュニケーションのために、政府が積極的に国語を普及させる運動を推進し、台湾人に強制的に「現代標準漢語」(北京語にベースして発展させた言葉)を使用させました。それから40年後、台湾で戒厳令を解除するに至って、方言の復興が動き始めました。

台湾人が使っている中国語はどう違いますか?

繁体字、簡体字

前も言いましたが、国語(台湾華語)は北京語から発展させた言葉なので、台湾華語も中国語の一種類です。言葉と発音は多少違いますが、台湾人が話す中国語と中国人が話す中国語は基本的に通じます。気をつけなさい!ここで話しているのは「聞く」と「話す」のことだけです。「読む」と「書く」は別の話です。台湾は伝統の漢字、いわゆる繁体字を保留しています。一方、中国は全体国民の識字率を高めるために、1950年代で漢字簡単化を行い、簡体字システムを発展したので、台湾と中国で使っている漢字は違うものですよ!

注音符号、漢語ピンイン

漢字のほか、台湾で使われている発音記号は注音符号(ボポモフォ)です。このシステムは1912年に中華民国教育部から制定され、義務教育に入れられました。中国方面、古来はいろんな発音記号がありましたが、1958年に至るまで、中国の全国人民代表大会は正式的に漢語ピンインの提案を承認し、基礎教育に組み入れました。ここは簡単に台湾で使われている注音符号を紹介したいと思います。注音符号は声母21字、介音3字と韻16字の37文字があります。注音符号の前身は章太炎(清朝末期民国初期の思想家)が設計した「紐文」と「韻文」です。面白いのは、これらの符号はなんと日本語と関連があるらしいです!この部分は以後話しましょうか^^ 注音符号は変な形と見えますが、実は昔の文字か文字の一部で発音を表記する記号です。たとえば、ㄅは「包(ㄅㄠ/BAO)」の昔の文字「 勹」 から借りた記号です。こう説明したら、注音とは親しくなった感じがしませんか(笑)

国語、台湾華語、台湾語、台湾国語???

最後、まぎれやすい言葉を説明しましょうXD タイトルにある四つの単語、どっちが台湾の公用語のことですか。

  1. 国語 – 国語は台湾人が自分の国の言葉のことを言う時に使います。台湾の小学校の中国語の科目は「国語」といいますが、中学になったら「国文」になります。
  2. 台湾華語 – 台湾華語は外人に台湾の公用語のことを言う時に、中国の中国語と区別するために、私たちは「台湾華語」、「華語」か「華文」という言い方を使いますが、自分の国の人にはあまり使いません。
  3. 台湾語 – これは閩南語(ホーロー語)のことですよ!台湾の方言です。教科書を間違って買わないように注意しましょうXDD 実は閩南語を話している台湾人は結構いるので、興味があればぜひ学んでみてください。(ちなみに、私は閩南語がすごく下手ですXD)
  4. 台湾国語 – これは国語の発音が正しくなく、台湾語のイントネーションがあることです。早期の台湾人の発音の特色なので、言葉ではありません。

以上の説明ですが、みんなはもっと理解できるようになりましたか。実はこの記事を書く前に、私でもこれらの歴史背景はよくわかりませんでした。インターネットの発達のおかげで、いろんな資料が集められました。特にWIKIPEDIA、以上の説明は大体WIKIPEDIAからの情報です。リンクはしたに置くので、興味があればぜひ読んでみてください。(外国人にとってはちょっと理解しにくいかもしれませんが^^”)

中国語のスクリプトはこちらへ

學藝股長

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日本が大好きで、日本語の勉強を頑張っている台湾女子です(笑)。 日台友好の促進と繁体字の普及のために、この“となりの台湾人”ウェブサイトを立ち上げました! 台湾華語だけでなく、台湾人の日常、流行、グルメ、旅行などなど、幅広いトピックスで書いていこうと思っています!日本語はまだまだなので、おかしい日本語があったら教えてくださいね! 宜しくお願いいたしま~す!